SUPER、ダブルインパクト、列伝以外のデータはすべてDOS版のものです。Towns版やX68k版は3だったかSPだったか、ごく僅かに違いがあったような記憶があります。
なお、列伝以外のゲーム中では確認することの出来ないタイプ、チームワーク、根性、リターン値などの内部パラメタは、必ずしも正確な情報だという保証はありません。
内部的に2種類のデータファイルを持っています。ひとつはストーリーモードの前半用、もうひとつは後半、およびエキシビジョン用として使い分けがなされているようです。
この2つのデータファイルはDisk AとDisk Cに重複して収録されていますが、前半用のデータについては堀とピンクパイレーツのパラメタが僅かに異なっています。ゲーム中で実際に使用されているのはDisk C収録のデータのようです。
2には、エキシビジョンで使用出来る3つのシステムデータ以外に、レベル4のデータファイルが存在しています。
また、ファウルチップ服沢のデータはこれはデータファイル内にのみ存在するもので、ゲーム中では使用出来ません。ひとつのデータファイルにつき同一データが3つほど存在していることやタイプ、チームワークの値が設定されていないことなどから、ダミーデータとして用意されたものに服沢の名前が使用されているだけのようにも思えます。
エキシビジョンで使用出来る4つのシステムデータ以外に、もうひとつのデータファイルが存在しています。このデータでの大高は評価値が低く、技もほとんど持っていないことから、これはストーリーモードのスタート時点でのデータではないかと思われます。よって、本項ではこれを初期データとして扱っています。
初期データは一部キャラクタについて、レベル1よりもパラメタが高かったり、レベル4でも覚えていないような大技を持っていたりしますが、これらはいずれもストーリー序盤には登場しない選手ばかりですから、実際に参照されているのは大高のデータのみではないでしょうか。
V1にはドラゴン藤子のデータが存在しています。但し、これが本当に藤子用として用意されたものなのか、それとも単なるダミーデータなのかは不明です。
V2とV3にはエキシビジョンでは使用出来ないレベル7~8のデータファイルが存在し、V2ではストーリーモード終盤で実際に使用されています。V3はレベル7、8共にレベル6と全くの同内容のため、本項の持ち技一覧では省略しています。
SUPERには従来の作品のようなシステムデータのレベルという概念はなく、初期データとしてレベル1相当のデータのみが存在しています。データは手作業でまとめたもののため、記入ミスがあるかもしれません。
ダブルインパクトと3では、チームワークが "アシスト" と "普通" のキャラがきれいに入れ替わっています。
チームワークを管理する識別子が3や他の作品と同一であるという前提でこういった結果になったわけですが、これで正しいのか、内部的な解釈が変更されているのかは不明です。実際に確認してみた限りでは入れ替わったままで正解ということになるようです。
列伝は、チャンピオンロード前半用と後半用、およびエキシビジョン & ワールドサーキット用の計3つのデータが使用されているようです。本項ではこれを前・後・EXという表記で分類しています。
但し、チャンピオンロードでの祐希子の同期 (高木と林は除く) はプレイヤーキャラの成長に合わせて少しずつ成長するため、スタート直後と終盤を除いては本項で示すデータと必ずしも内容は一致しません。
また、SUPERと同様に列伝のデータも手作業でまとめたもののため、記入ミスがあるかもしれません。