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優先動作と引きずり

概要

優先動作は相手をダウンさせる技、ダウン技、もしくは相手のダウン中にアピールを出した際、それをトリガーとして任意のダウン技、反転、引き起こしのいずれかへと動作を繋ぐことが出来る機能です。

ダウン技への繋ぎ

優先動作の主な使い方としては、やはりフィニッシュホールドからのカバーや、特定の技でダウンを奪ってからのギブアップ狙いということになるでしょう。旧来のシリーズではせっかくフィニッシュ技が出てもカバーに行かなかったり、小技からカバーに行って試合が決まってしまうなど、観戦において満足の行く試合展開を得にくいという問題点がありましたが、リターンズでは優先動作が追加されたお陰でその問題が大きく解消された訳です。

フライングメイヤーからのスリーパーなど、定番の動きを設定するという使い方もあります。但し、優先動作の枠は3つしかありません。余裕があるならこうした細かい繋ぎを設定してもいいでしょうが、出来るだけフィニッシュのパターンを優先的に用意した方が、きれいに決まる試合も多くなるのではないでしょうかね。

その他、変わった使い方の例を以下に示します。

コーナーからのプレス技→フォール

ファイプロの仕様上、相手がうつ伏せでもダイビングプレス技が出てしまいます。これでは勿論、カウントが入りませんせんから、うつ伏せ時の保険として優先動作でカバーするように設定しておくと、見た目はともかく結果としてはすっきりするかも知れませんね。

アピール→フォール

お遊び的なものなのであまり多くの選手に使える訳ではありませんが、"高笑い→超肉弾プレス" や "地団駄踏み雄叫び→四の字ジャックナイフ" などの使い方をしています。

両面をうまく利用する

ダウン仰向け・脚○にはスコーピオン、ダウンうつ伏せ・脚○にはSTFを設定し、その上で優先動作でアピール→ダウン脚○へと繋いでいます。これで、ひとつの優先動作でアピールからサソリ、アビールからSTFというふたつのバリエーションを用意することが出来ます。トリガーはアピールでなくても構いません。相手がダウンする方向が固定されていない技 (主に立ち技やコーナーフラフラからのダイブ技の一部など) であれば、同じような設定が可能です。

バック組みの抱え倒し→ぶっこ抜きベリー・トゥ・バック

一度、相手に堪えられつつも、強引にぶっこ抜くイメージで使用しています。

転がす

こちらはトリガーとなる技を出した後、相手を反転させます。但し、転がした後に再度、優先動作でダウン技へと繋ぐような使い方は出来ません。

個人的には無理に使う必要はないと思っています。反転してダウンのフィニッシュ技という使い方も出来なくはありませんが、その場合は当然、ダウン技のロジックを高く設定せざるを得ませんからね。相手のダウン方向によほど気を配らないと優先動作以外からもその技が頻繁に出てしまい、フィニッシュ技としての有り難みが薄れてしまうことになるでしょう。

起こす

起こすを0にしたとしても、「相手を起こさずに自動で起き上がるまで待つ」「コーナー付近で相手をダウンさせた場合、確実にダウンのダイブ技に繋がる」「起こさずに必ずダウン技をかけに行く」などの動作が期待出来るわけではありませんので注意してください。

使い道としてはせいぜい、「ダウン技のダメージ瀕死時のロジックで "起こす" を低く設定している場合に、立ち技や中央フラフラ技などに繋がることを期待して特定の技から引き起こす」「特定の技からは試合を決めて欲しくないので引き起こす」くらいのものでしょうか。あまり確実性はありませんので、こちらも無理に使うまでもないような気もします。


引きずり

概要

(内部の動作をすべて把握出来ている訳ではないので、一部、憶測も含みます)


COMが操作する選手は以下の条件がすべて揃った場合のみ、相手をリングの内側に向けて引きずる動作を行います。

  • 相手をロープ際でダウンさせる。この時、相手がダウンした位置は、そのままカバーや寝技に行った場合にロープブレイクを取られる場所。しかもできるだけ深い位置である。
  • ロープに対しての相手の向き (頭 or 脚) と、立っている側が次に掛けようとしているダウン技の箇所 (頭側 or 脚側) が一致している。もしくは頭をロープに向けてダウンしている相手を引き起こそうとする。
  • 立っている側が引きずりの動作を始めるまで、相手が起き上がらずにダウンし続ける。

分かり易く言うと、相手がロープに対して脚を向けているなら脚側のダウン技、逆であれば頭側のダウン技か引き起こしが選択されれば引きずりが発生し、ブレイクを取られない位置まで相手を移動させる訳です。

但し、引きずり終えた時点であらためて技の選択が行われるらしく、引きずり直後にトリガーとなった技が必ず出るとは限りません。ロープに頭を向けている相手を引きずった後で、脚側のダウン技を仕掛けるようなケースも発生します。


具体的な例

踵落としからのダウン技の例をひとつ挙げてみましょう。この技は、正面からなら仰向け、背後からならうつ伏せで相手をダウンさせる技です。この時、相手の脚は必ず技を掛けた側の方に向いた状態でダウンすることになります。言い方を変えれば、受け側がロープ際、攻撃側がリングの内側にいる状態で踵落としをヒットさせた場合、相手は必ず頭側をロープの方に向けてダウンするということになります。

以下のような仰向けダウン技が設定されているとして、正面からの踵落としで相手が引きずり発生位置にダウンした場合、その直後に選択されたロジックが引き起こし、片エビ固め、スリーパーホールドのいずれかであれば引きずりが発生します。脚側のふたつは引きずらずにその場で技を掛けてしまうため、必ずロープブレイクとなります。

  • 頭× 片エビ固め
  • 脚× 足取りエルボーレッグロック
  • 頭○ スリーパーホールド
  • 脚○ 逆エビ固め

但し、前述の通り、引きずり終えた後に再度、技の選択が行われているようですから、引きずり直後に足取りエルボーレッグロックや逆エビ固め、反転などが出る可能性もあります。

優先動作と引きずりの関係

前述の通り、引きずりの際にはダウン技が二度 (もしくは複数回なのかも知れませんが) 判定されているように見えます。但し、優先動作で設定したダウン技については、引きずり後でも動作が変化せず、高い確率でカバーや寝技へと繋ぐことが可能です (引きずり終えた直後に相手が起き上がってしまうケースなどは除きます)。

これを利用すれば、せっかくフィニッシュ狙いの大技が出たのにロープブレイクを取られてしまうといった状況も回避が可能となります。先ほどの例でいうと、踵落としから優先動作で頭×の片エビ固めに繋ぐようにすればOKです。

とはいえ、ダウン技は仰向け、うつ伏せ共に頭側 x 2、脚側 x 2しか枠がありません。場合によっては、その選手に持たせたいダウン技を優先するか、引きずりから試合を決めるかの二択を迫られることにもなるかも知れませんね。その辺は個人の好みにも拠りますので、各自で判断してください。


引きずりに関しての注意点

引きずりの発生条件にはいくつか例外があります。

まず、画面下側のニュートラルコーナー付近では、リング内部ではなくロープ側やコーナー側に相手を引きずってしまうという、少々違和感のある動作が発生します。

また、個々の技はそれぞれ相手がダウンする位置が異なっているため、技によっては引きずりが極端に発生しにくかったり、全く発生しないようないケースもあります。

これに該当するのが裏投げやRエッジ、ノーザンライトボム、ファイヤーサンダーなどで。

これらの技は組んだ位置からの相手の横移動が少なく、上下に移動した位置、もしくはほぼそのままの位置へとダウンするのが特徴です。リング上部、または下部でロープブレイクを取られないという利点もありますが、それでも引きずりが発生し易い技と比べると、フィニッシュ技としての確実性は下がる印象ですので、気になるようなら他の技に変更することも考えた方がよいでしょう。

組んだ位置から相手が横に移動してダウンする技なら、基本的には引きずりが発生し易いはずです。

ロープブレイク云々、引きずり云々といった話に煩わされるのが嫌なら、いっそのこと、試合の設定でロープチェックをOFFにしてしまうのもひとつの手かもしれませんね。





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