> TOP > ファイプロTips > ファイプロの基本的なシステムとロジック



ファイプロの基本的なシステムとロジック

体力と気力

ファイプロには体力と気力のふたつの内部パラメタが存在します。

体力は技を受けたり、自爆したり、コーナーや鉄柵に激突することなどで減少し、以下の判定の際に参照されます。

体力ダメージは、技を掛ける側、受ける側のお互いのサイズによって以下の通り補正を受けます。

また、呼吸の状態によっても与ダメージに差が出ます (ケイブンシャ刊・ファイプロD攻略本より)。


気力はSFC板のスーパーファイプロスペシャル以降に追加されたパラメタです。同時に個々の技にも体力ダメージだけでなく、気力ダメージも設定されるようになりました。

ファイプロでは体力が0になっても必ずしも決着はつきません。体力0以降に受ける体力ダメージは、気力ダメージと合わせて気力から差し引かれることになります。体力がなくなっても気力が残ってさえいればフォールを返し易く、また、ギブアップもしにくい状態となります。

気力ダメージは基本的に、体力ダメージよりも低い値が設定されています。フォールや丸め込み、押さえ込み、エンタメ技、総合系のムーブなどは例外で、体力よりも気力ダメージの方が大きく設定されています。

呼吸と呼吸ダメージ

詳細はファイトスタイルと返し技・受け身をご参照下さい。

部位HPと部位ダメージ

体力や気力、呼吸だけでなく、選手の首、腕、腰、脚の各部位にも耐久度が存在します。

アームブリーカーや脇固めなら腕、ドラゴンスクリューや足4の字なら脚、バックブリーカーなら腰といったように、特定の部位を攻める技にはその部位に与えるダメージも設定されています。

部位の耐久度が減少すると、その部位を使用する技の威力が低下します。また、脚にダメージを受けると移動速度が遅くなるという特徴もあります。いずれの部位も体力と同様、HPが0になると気力にダメージが代替されます。

ギブアップ自体は気力で判定されているため、特定の部位を破壊した後に再度、その箇所を攻めたとしても、気力が減っていなければギブアップを奪うことは出来ません。逆に気力さえ減らしていれば、部位を破壊せずとも相手をギブアップさせることが可能です。

ダメージのシステムに関するまとめ

前述の通り、個々の技の気力ダメージは体力ダメージよりも低く設定されているため、レスラーらしいレスラーを作成して観戦した場合、通常は気力よりも先に体力が0となります。つまり、極端に一方的な展開にさえならなけば終盤には互いに体力が0になり、気力の減らし合いで決着をつけることになるわけです。

観戦においてはどちらが組み勝つのか、また、設定されたロジックの中から実際にどの技が選択されるのかなど、COM任せの要素も多く絡むことになりますから一概にはいえませんが、持ち技、パラメタ、ロジック、スキルを総合的に考えると以下のような構図が成り立ちます。

例えば何度も頻繁にカバーに行くような選手、極端に丸め込みの多い選手、リップロックや男色ナイトメアなどのネタ系の技ばかりを乱発する選手などは気力を減らし易い傾向になるでしょう。また、体力0後の代替ダメージを考えれば、威力の高い技を連発する選手、高い攻撃パラメタを設定したカテゴリの技を乱用するような選手 (例えば高い蹴り攻パラメタのキャラに蹴り技ばかりを使用させるなど) も、気力を減らすという意味では有利といえるのかもしれません。

気力が減リにくいのは精神力の高い選手、気力が減り易いのは精神力が低い選手ということになります。これはスキルで設定した精神力が、自分が受ける気力ダメージの補正値として使用されるためです。

また、代替ダメージを考えれば、防御パラメタの高低にも影響されると考えて良いでしょうね。気力は必殺技や得意技、アピール、フェイントなどで回復出来ますから、これらを無闇に多用する選手も気力が減りにくいといえるかもしれません。


ロジックのパターン

ロジックには大きく分けて5つのパターンがあります。内、ひとつは "常時" という一択のロジックのため、ここでは省略します。残る4つのパターンをある程度現実的なロジックと照らし合わせて表に示すと、だいたい以下のような形となります。

ロジックのパターン

前述の通り、ロジックは相手の残り体力によって切り替わります。ここでは気力は参照されません。

体力が0になっただけでは決着はつきませんから、いずれのパターンでも終盤のロジックは長めに動作することになるでしょう。気力を減らすことが出来なければ、より長く、気力を大きく削ることが出来れば、より短い時間で決着がつくということです。

ダメージ大や瀕死などの言葉のイメージだけでロジックを組んでしまうと、終盤にフィニッシュ用の大技などが乱発されるような結果になりますので注意が必要です。





> TOP > ファイプロTips > ファイプロの基本的なシステムとロジック


inserted by FC2 system